ヒプノセラピーで、潜在意識のブロックを優しく溶かす

催眠、と聞くとどんなイメージがありますか?

  • 体の自由が効かなくなくなる
  • 術士の意のままに操られるから怖い
  • うさんくさい

テレビでショー的な扱われ方をしてきたので、

大きな誤解を得てしまっていますが、

催眠はあなたの潜在意識にアプローチする、とても効果のあるメソッドです。

 

少し長くなりますが、催眠とは何か、を順を追って説明しましょう。


普段、我々は
クリティカルファカルティ(判断のフィルター)という
理性のカベ、を持っています。
このカベ、は、何も世の中のことが分からなかった幼少期から、
大人になっていくにしたがって、
周囲に教えられたり経験をすることによって、できあがっていきます。

例えば、
うさん臭い人が近寄ってきて
「楽してお金儲けができる話があるんだけど」
と言われたら、どう感じますか?
「あやしい。。。だまそうとしてるんじゃないか」
「そんなうまい話はない」
「だったら自分でやればいいのに」
と思いませんか?
このように、クリティカルファカルティは、
自分を守るためにとても重要な働きをします。

一方で、このクリティカルファカルティが
マイナスに働く時があります。
今までの経験で「自分は、肝心な時に失敗をする」というカベができていたら?
どんなに「自分はやればできる」という声をかけても、
このカベが「いや、どうせ今回も失敗するよ」「だから、挑戦しない方がいいよ」と
はじき返してしまうのです。

自己啓発の本は世の中にたくさんありますが、
重要なのは、このクリティカルファカルティを乗り越えて
「自分もできる」と思えるかどうか、なのです。

であるならば、そのクリティカルファカルティの力を弱めてあげて、
「自分はやればできる」という言葉を届けてあげられるようにすればいいんじゃないか?
それを実現するのが、催眠と暗示文の組み合わせです。

催眠を開始すると、
まるで眠りに入るように、ゆったりと穏やかな状態に入ります。
トランス状態、と言われるこの状態は、
意識はあるものの、ぼんやりとし、
このクリティカルファカルティを弱める働きがあります。

そこに、例えば「自分はやればできる」という
自分が心から信じたいと思う言葉=暗示文、を声がけてあげると、
クリティカルファカルティを越えて
潜在意識に働きかけることができるのです。

入眠に近しい状態とはいっても、
寝ているわけではないので意識はありますし、
クリティカルファカルティを弱める、といっても、
そもそもそれを弱めたい、と思っていなければ、
強引に信じさせることはできません。
ですから、自分の意思に反して
言われたことを何でもやる、というわけではありません。

催眠は努力を要せず潜在意識に働きかける、
心地のいい手法ではありますが、
自分は催眠にはかからない、
クリティカルファカルティを弱めたいと思っていない、
というようであれば、思うような効果は得られないため、
誰にでもおススメするものではありません。

また、催眠状態は、
入眠直前のような、
とてもおだやかでまどろんだ状態に入るので、
マインドフルネスにも効果があります。
多くのクライアントさんから、
「もっと長い時間、催眠状態に入っていたかった」
「気持ちよくて、心が落ち着いている」
「身体がポカポカする」
といったような感想をいただきます。